平成生まれには、わからない!【モンセン&トレスコ】

畑中
こんにちは、畑中です。今回は、昭和生まれのわかる人には懐かしい「古き良き(?)時代」のお話です。

モンセン・スタンダード欧文書体清刷集って知ってますか?

モンセン・スタンダード欧文書体清刷集とは、1冊につき200種類もの欧文書体を収録しているアルファベットの書体集のことです。
なんと30年以上前のものなんですよ。知っている方の年齢はアラフィフ以上と思われます・・・。

今では想像もできない時代のお話

パソコンにインストールされた多数のフォントから使用したいものを選んで入力すれば、
レイアウト上で自由に大きさ変更や加工ができなかった時代にデザイン事務所では必須アイテムだった「モンセン」。
コレなしにデザインは不可能と言っても過言ではないと思います。
チラシやポスター、DMデザイン制作時にタイトルやキャッチを作るために、この清刷集の中から最適な欧文書体選んでコピーで拡大または縮小したものをレイアウト用紙に一文字ずつ切って貼ったり、トレスコープを使って好きな大きさにし、レイアウト用紙に書き写していました。
もう何十年も使っていない清刷集ですが、当時「モンセン」をめくるたびにワクワクしてた事を思い出します。

ちなみにトレスコープって、わかりますか?

トレスコープまたはデザインスコープとは投影機のことで、上部ガラス面に置いたレイアウト用紙に拡大縮小された文字や写真が下から投影されるので、ペンで書き写します。操作は左右のハンドルをクルクル回して拡大・縮小しながらピントの調整を行い、ピントがあったらトレースします。

ちなみに印刷原稿(反射原稿)の時は上蛍光灯を点け、ポジフィルムなど(透過原稿)の場合は下蛍光灯を点けて使います。多くの場合は、本体を黒い布で周りを囲むか、暗室に設置されていたと思います。

暗闇での体力勝負!

チラシ制作の時など、多い時は100アイテム以上ある商品写真のアタリ(形状の外枠)をレイアウト用紙に書き写してましたので、一度暗室に入ると中々出られず、夏場は照明の熱が狭い暗室内にこもって、汗を流しながらの過酷な作業でしたね。冬場はとても寒いです・・・

デザインスタイルの変化

「描いて」「切って」「貼って」という紙と鉛筆のデザインスタイルから、「打って」「撫でて」「押す」というキーボードとマウス、パソコンを使ったデザインスタイルにすっかり変わってしまいました。
デジタル化の恩恵は計り知れないけれど、以前以上に、目、首、肩、腰に負担がかかり、体の疲労が抜けない日々に年齢を感じています。

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